2007年5月 3日 (木)

コーヒーを飲んでハワイに行こう!

ゴールデンウィーク中の休日の案内です。
5月4日(金)、5日(土)、6日(日)、7日(月)はお休みします。
休みを利用して、ちょっとハワイまで
行きたいのですが、金もないし、たぶん、家でゴロゴロしてます。
3日(木)は営業してます。

 なお、題名と本文は関係ありません

2007年3月29日 (木)

異国の雨

Namamame_01う~み~は~広いな大き~な~ 行って~みたい~な~ヨソの~国~♪ カーン
アフリカ、南米、インドネシア、カリブ海の島。コーヒー豆は、遠い海の向こう、南の国からやってくる。見知らぬ国に雨は降り、青々と茂ったコーヒーの木々を濡らす。入荷してくる生のコーヒー豆には、はるか遠い国に降った雨が閉じ込められている。ぼくはそれを解放するのが仕事だ。遠い見知らぬ国に降った雨が、今日も鹿児島の空に帰っていく。Suibun_01
上の写真はコーヒーの生豆。下の写真は、穀類水分計でコーヒー生豆の水分値を測っているところ。仮に、この生豆を10キロ焼くと、約1リットルの水が空に還ります。

2007年3月28日 (水)

欠点

Mocha_01今はどうなのか知らないけれど、ぼくが小学生だったころの通知表には、本人の欠点、短所、長所を書く欄があった。たとえば友人Mは「女の子とばかり遊ぶ」などと書かれていた。欠点のない級友もいたのだろうが、そういう連中の顔は不思議と浮かばない。さて、ぼくの仕事は、仕入れたコーヒー豆を適当に焼いて販売するだけではない。もちろん、ぼくが仕入れているコーヒーは、産地で精製された品質の高い生豆であるが、それでも石粒や木片などの異物、そして欠点豆と呼ばれる、おいしいコーヒー作りに不都合な物質が混入している。そこで、生豆の段階、焙煎後にそれらを取り除く作業を行う。当店は比重選別機を用いて石やガラス粒などを取り除いているが、機械では選別し難い、虫食い豆や発酵豆などの欠点豆は、手作業で取り除くことになる。これはなかなか根気の要る作業で、はっきりいって、めんどくさい。
Ishi_01ぼくの通知表の長所短所欄には、概ね次のように書かれていた。長所=責任感が強い。短所=根気がない、すぐに飽きる、忘れ物が多い、etc...。責任感が強い、については、長所欄が空白なのもどうか、という担任の思いやりから書かれたと察せられるが、根気、飽きっぽさについての先生の観察は、さすがに鋭かった、と思う。
上の写真は、焙煎後、欠点豆を取り除くためにお盆に広げられたモカ・マタリ・アルマカ。モカ・マタリには欠点豆が多くて泣かされる。下の写真は比重選別機で取り除いた石粒。左端はコーヒー生豆。

2007年3月14日 (水)

マンデリン

北に京と書いて、なんと読む?
ペキン
Good! じゃあ南に京は?
ナンキン
うーん、キミって天才かも。じゃあ東に京は?
トンキンでしょ。ねえ、あなたって退屈だわ。
わかったわかった。じゃあ次は英語の読み方。
はじめに、King Kong。
キングコング。
Hong Kongは?
ホングコング
OK、次は難しいぞ、インドネシアで採れるウマい珈琲の名前だ。
Mandeling
マンネリ。あなたってつまらないわ、さよなら。

2007年2月 9日 (金)

夕日に向かって叫べ

Rose_01青春TVドラマは今もあるのだろうか。ぼくの時代には「俺たちの旅」というTVドラマがあった。地面を這いずり回るような青春時代。赤くゆがんだ太陽が画面いっぱいに広がって沈んでいく。
バカヤロー
叫んでみてもあの日は帰らない。ぼくは、最近仕入れたハーブティー「ハイビスカス&ローズヒップ」8袋入り税込み430円を飲みながら、あの日、いつまでたっても沈まない、にじんだ夕日を思い出していた。

2007年2月 2日 (金)

雪のち晴れ

Toraja_01
わが家は高台にある。朝起きて道路に雪が積もっていたら、店に行くのはやめよう、と思っていた。目を覚まし、ベッドから起きてカーテンを開けると、木々はうっすらと雪化粧してるものの、化粧嫌いのアスファルトはいつもと変わらず黒い地肌をさらしていた。ぼくは出勤することになった。道は混むことなくスムースに流れた。7種類の珈琲豆を焼き、最後に昨日入荷したスーパー・カロシを焼いた。夕方、西側の窓から日がさしてきた。そろそろ味も落ち着いた頃だろうと、スーパー・カロシを淹れてみた。キリッと引締まった独特の苦味を、甘くやわらかい苦味がふんわりと包んでいる。こういう男がいたら、さぞかしもてるだろうな。ふいに、そんなことを思った。

2007年1月30日 (火)

カロシ・トラジャ

最近見かけなくなったが、ちょっと前まで、車にはDELUXEという銀ピカのエンブレムが付いていたりした。デラックスとは、豪華という意味であるが、車のグレードとしては低く、その上にスーパー・デラックス(超豪華)があり、もっと上にはスーパー・サルーン・VIP(超大広間・重要人物)などというグレードがあったりした。車にグレードがあるように、人にもスーパーマン(超人)やウルトラマン(極端人)といったバリエーションがある。実は、コーヒー豆にもそれがあるのだ。たとえば、インドネシアのマンデリンというコーヒー豆には、ウルトラ・マンデリンという銘柄がある。念のためにいっておくが、ウルトラマン・デリンではない。当店でも以前、しばらく扱っていた。
ところで今回、スーパー・カロシ・トラジャというインドネシアのコーヒー豆を販売することになった。話が長くなってしまったが、いいたかったのはこれだけである。

2007年1月28日 (日)

となりの影響です

Pot_01春近し、となりはナニをする人ぞ。来月から、銅ポット、ステンレスポットなどの金属製品が値上がりします。仕入先に、「なんでこんなに値上げするんじゃ~!」と、聞いたところ、原材料、つまり金属資材が不足して値上がりしてるんだと。おとなりの国が大量に金属を消費してるんだって。やぁね。

2007年1月18日 (木)

デロリアン

Stainlessデロリアンっていう車があるんだけど。知ってる人はもう少ないでしょうね。映画バック・トゥ・ザ・フューチャーで、タイムマシンとして活躍した車。デロリアンには銀色以外のカラーバリエーションがないらしい。なぜか。そう、あの車は塗装してないんだって。地金むき出し。錆びないのかって?大丈夫、ステンレスだから。いいよね、ステンレスは。ステンレスが好きなので、店の容器は全部ステンレス。いつもピカピカ。ちょっと他人行儀。でも、最近になって、野ざらしの錆びくれた鉄の風合いが好きになった。身近に感じて、いとおしい。なぜかな。同病相哀れむような、あの感じ?

2007年1月16日 (火)

石ころ

考えている。
考えている。
気がつくと、考えている自分がいる。
一人で考えている世界は、閉じている。
閉じているけど、その世界は四方八方に膨らんでいく。
考えていることを、こうして文章に表してみる。
まず、自分が見ている。
おかしな表現がないか、目を見張る。
文章にはできても、目の前にいる人にうまく口で表せない事柄は多い。文章は停止しているから、読む側は感性の準備ができてから臨める。道端に置かれた石のように、感性がこちらを向いてる人だけを振り向かせることができる。
ぼくは道端に石ころを置く。
石に気づいて、それを拾い上げた人の言葉が石に添えられる。
石を拾う人。ぼくの書いた言葉は道端の石ころだ。

ご近所ぶろぐ

リンクページ