2009年4月 1日 (水)

珈琲カップの皿は何のためにある?

珈琲カップの皿は、何のためにあるのでしょうか。
今回は、ドミニカ共和国の田畑農園からコーヒーの生豆を輸入している日系二世、日高マニュエルさんに聞いてみました。









ちなみに、ぼくは信じません。

2007年3月29日 (木)

異国の雨

Namamame_01う~み~は~広いな大き~な~ 行って~みたい~な~ヨソの~国~♪ カーン
アフリカ、南米、インドネシア、カリブ海の島。コーヒー豆は、遠い海の向こう、南の国からやってくる。見知らぬ国に雨は降り、青々と茂ったコーヒーの木々を濡らす。入荷してくる生のコーヒー豆には、はるか遠い国に降った雨が閉じ込められている。ぼくはそれを解放するのが仕事だ。遠い見知らぬ国に降った雨が、今日も鹿児島の空に帰っていく。Suibun_01
上の写真はコーヒーの生豆。下の写真は、穀類水分計でコーヒー生豆の水分値を測っているところ。仮に、この生豆を10キロ焼くと、約1リットルの水が空に還ります。

2007年3月28日 (水)

欠点

Mocha_01今はどうなのか知らないけれど、ぼくが小学生だったころの通知表には、本人の欠点、短所、長所を書く欄があった。たとえば友人Mは「女の子とばかり遊ぶ」などと書かれていた。欠点のない級友もいたのだろうが、そういう連中の顔は不思議と浮かばない。さて、ぼくの仕事は、仕入れたコーヒー豆を適当に焼いて販売するだけではない。もちろん、ぼくが仕入れているコーヒーは、産地で精製された品質の高い生豆であるが、それでも石粒や木片などの異物、そして欠点豆と呼ばれる、おいしいコーヒー作りに不都合な物質が混入している。そこで、生豆の段階、焙煎後にそれらを取り除く作業を行う。当店は比重選別機を用いて石やガラス粒などを取り除いているが、機械では選別し難い、虫食い豆や発酵豆などの欠点豆は、手作業で取り除くことになる。これはなかなか根気の要る作業で、はっきりいって、めんどくさい。
Ishi_01ぼくの通知表の長所短所欄には、概ね次のように書かれていた。長所=責任感が強い。短所=根気がない、すぐに飽きる、忘れ物が多い、etc...。責任感が強い、については、長所欄が空白なのもどうか、という担任の思いやりから書かれたと察せられるが、根気、飽きっぽさについての先生の観察は、さすがに鋭かった、と思う。
上の写真は、焙煎後、欠点豆を取り除くためにお盆に広げられたモカ・マタリ・アルマカ。モカ・マタリには欠点豆が多くて泣かされる。下の写真は比重選別機で取り除いた石粒。左端はコーヒー生豆。

2007年1月13日 (土)

コーヒーの語源

大きな声で言えないが、ぼくはコーヒーについて知らないことが多い。というより、何度憶えても、すぐに忘れてしまう。でも、コーヒーのことを知らないからといって、好きな女に振られることはない。もし、
「ねえ、どうしてコーヒーはコーヒーっていうの?」
などと聞かれても、あわてる必要はない。てきとうに答えればよい。例を挙げてみよう。
「コーヒーの語源を知りたいんだね? そうだな、ぼくはフツーの女の子にはテキトーに答えることにしているけど、君は特別だから、ちゃんと答えるね。そのむかし、コーヒーの実は、お酒の原料だったんだ。赤く熟した実を発酵させてお酒を造っていた時代があった。コーヒーはアラビア語でコーヒーを意味するカゥア(Qahwah)が訛ったものだけど、カゥアはもともとワインを意味していたんだ」
「ふぅーん、意外だわ。ワインなのね、コーヒーって」
「うん、そうなんだ。あ、知人から珍しいワインをもらったんだけど… どう?今夜の予定は」

2007年1月12日 (金)

珈琲の効能その2

どうでもいいことだが、わが家の冷蔵庫には納豆が常備されている。冷蔵庫を開けると、いつでもそこには納豆がある。意外に思うかもしれないが、平和とは、そういうことなのだ。ところが今夜、冷蔵庫を開けると納豆がなかった。
「納豆は?」
ぼくは振り向きざまに言った。
「売り切れてたの。あるある大辞典で納豆ダイエットというのがあったらしいの」
やれやれ、またTVか。軽薄な連中め。納豆ダイエットなど、スマートなぼくにはどうでもよいことである。
今、ぼくはコーヒーが有する特殊な効能について研究中なのであるが、当然、それは納豆ダイエットなどという低いレベルの問題ではない。まだ発表の段階ではないが、当ブログの読者にだけ内緒で公開しよう。というわけなので、まだだれにも言わないでほしい。
実を言うと、コーヒーは「ハゲ」に効くかもしれないのである。
笑ってはいけない。これは大変なことなのである。
これにはいくつかの根拠というか、既成事実がある。
まず一つ目。コーヒー屋にはハゲが少ない。(ような気がする)
二つ目。遺伝的に、ぼくはハゲる確率が高いのだが、いまだにハゲていない。

あ、もう12時。寝る時間だ。この続きはいつかまた。
それではみなさん、さようなら、おやすみなさい。

2006年9月29日 (金)

珈琲のききめ?

若いですね、と言われることはよくある。しかしこれはたぶん、社交辞令というやつだ。でも、いくらなんでも10歳も若く見られるのは、どう考えてもおかしい。からかわれてる、とみるのが妥当だ。ところが、ここ数日の間に3回もそういわれた。たとえば昨日、20代前半のお客さんと話していてのことだ。ぼくはいつものように軽薄な会話を楽しんでいた。話の流れ上、ぼくは
「へぇ、お父さんって、いくつなの」ときいた。
「51です」彼女は答えた。
「ふぅん、ぼくとそんなに変わらないじゃん」
ぼくは言った。とたん、彼女は
「え~~~っ」と叫んで絶句した。
ぼくもビックリした。気を取り直し、彼女は言った。
「今まで、40前くらいだろうと思ってました」
彼女が帰った後、ぼくはトイレの鏡に映った自分の顔を見た。
40前、ねぇ。
顔じゃないのだろう。ぼくのしゃべる内容、程度が、年相応の重みに欠けるというか、薄っぺらいに違いないのだ。
いや、まてよ、案外、本当に若いのかもしれない。もしそうだとしたら、その理由、原因はなんだろう。
ぼくはひとしきり考えた。(バカだね)
浮かんだ。
「コーヒーを毎日欠かさず飲んでるからかもしれない」
ぼくは人一倍、人三倍コーヒーを飲んでいる。毎日10杯以上飲んでいる。しかも焼きたての新鮮なコーヒーを。定かではないが、何かで読んだような気がする。コーヒーには老化防止の作用があると。

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